ひかりについて
アオゾラ誤爆

階段を降りている
のぼろうとしてたのに
でも迷わない
うしろすがたは不安じゃない

夕暮れにはえる骨格

自転車の鍵はどこ
きみのかかとが逃げていく
ひかりのすまわない瞳を
ふりむかせたくて
声をだす

なまえを思い出しているよ

そして
嘘 と似たそのひびきに
こぼれ落ちそうになる
こころ

はてのない地上です
確かそうだといっていたな
きみ

ここはこわい
いつか触れてしまうのも
絶えがたい痛みをかんじるのにも
なれていくのでしょう

青いフリスク三錠と心中
わらっていうひとのかげを
見送りながら
ねがいをすてた

とけていくあの向こうのほうへ
さよなら という
まぶしさは





自由詩 ひかりについて Copyright アオゾラ誤爆 2007-12-11 20:03:12
notebook Home 戻る  過去 未来