羽根のない日
アオゾラ誤爆

覚えたての年号を羅列して
自慢げにわらう少女は
昨日みた星のいろを
まるきり覚えていないという

羽根がほしい
羽根がほしい

微風がきせつを連れてきて
合図なんかいらない
気まぐれにあるくよ

近づいてとおざかって
またすこし近づいたかな
いそがしい
その
落書きみたいな背中

教科書なんかおいていって
かるくなって帰ろうよ

羽根がほしい
羽根がほしい

ため息は輪郭を手にいれて
坂道をすべっていく
太陽がおちきったら

あの日のそらに手をひかれてけ


自由詩 羽根のない日 Copyright アオゾラ誤爆 2007-11-25 15:22:38
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