ゆうと


洗剤のにおいがしてる
君のこころをくりぬく
ヘッドフォンをして
世界の音を閉ざす
いくつもの色
パレットに取り出して
さあ何を作ろうか

時間が過ぎていく
サイレンサーつけたまま
駆け抜けていく風
僕は置いてけぼり

今日が終わるのを待っている
平穏に
誰も死ななければいいって思ってる
本音はいつだって無理なこと

天才でなければ
ヒーローになれない なんて
そんなことはないさ
そんなことはないだろ?

時間が過ぎていく
サイレンサーつけたまま
駆け抜けていく風
僕は置いてけぼり

無意味な時間
無意味な言葉
舞っている埃
どうせ僕なんて
そんなものだろう
だからひとつひとつ
拾い集めるのさ


地球に水をさしたのは
他でもない神様




自由詩Copyright ゆうと 2007-11-12 22:26:39
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