面白人生講話(7)
生田 稔



面白人生講話(7)

 酒に就いて書こうと思ったが、数日前からいや性に就いて書こうと、意欲するようになった。  性欲、sakeとsmoking は3sではなかろうか。
女性はいざ知らず、男性は生まれついては性欲を持ってはおらぬ。わたしは女性であった事は無いので分からないが、女は早熟ではないかと思う。エバがアダムを誘ったように、もちろんの事として異性たる女が男を誘うのであろう。
 この書の性格としては、講話であるので、ためになる事を書かねばならぬ。それがじゃなチョト難しい、何しろその悪名高い性じゃからな。
 大体性に関する話と言うのは、猥談といいたいそう不真面目なものとされとる.面白く語るとなると,講話にはならんじゃとたい。
 性器の俗的呼称は大人も子供も、面白半分にたびたび口にすると、面白がられるようじゃの。言わんとも当たり前じゃと。そりゃそうじゃ。
 じゃが、その場が堅苦しゅうなると、ちょいと言うと、みんなが笑い出すんじゃなかろうか。何それもよー知っといて、うちの兄ちゃんと父ちゃんらしょちゅいうとるとな。そにちげえねえ。
 じゃ何書くべかな、なにもねえ。学校の先生も親もsexはしたらあかんという。そりゃあかんわな。ではしたくなったらどうすべ。道徳律破ればさ、嫁さいけねえし、離婚もされねばならんとよ。
 だけどよ、人間様の世界、どこかよう出来とって、そうしておれば何とか嫁さゆくし、離婚もせんで60も70も生きとるばい。

じゃからさ、どうか一生馬鹿なことせんようにと神様に願う他になかとよ。そげん結論せんほがましかよ。まあそうだ。
 でもこういうて、書き出した以上は何とか結論出さんと、格好がつかんのでな。
誰かこのあと続けんか。しかしじゃな誰もよう続けんじゃろ。じゃ短いがこれで終わりとすべ・・・


散文(批評随筆小説等) 面白人生講話(7) Copyright 生田 稔 2007-10-16 14:32:10
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