幼い秋の朝の
美砂

バスがでようとしている
うしろすがたを
ささげて

僕は
残されて
今年もまた
気づいている

光まばゆくとも
秋のにおい

幼い秋の朝の
つめたさ

かぎられたあいだの
特殊な
特別な
冷気

みあげるのが
おそろしいような


これほどまで

隔たって


未詩・独白 幼い秋の朝の Copyright 美砂 2007-09-27 22:22:09
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