後ろ髪。

後ろ髪を惹かれる想いで、まだ君を忘れたくないって思ってる、ほんと。
君が、長い髪の方が好きだって知ってるし、会えない分ずっと伸ばしてたのは、ほんと。
でも、諦めなくちゃいけないからと思ってる、ほんと。
ただ、好きだったことを認めたくなくて、ほんと。
君に拒否されたことも受け入れられなくて、ほんと。

自分からきったの。
-苦しくて、寂しくて、甘えたくて、許せないから。
髪もアドレスも。

割り切れてないのもほんと。
もう君の声を二度ときくことがないと思うと切ないのもほんと。
世の中、連絡がまったくつかないわけじゃないのもほんと。


もし、君が27歳になったら、もう一度会えるかな?
君を振り返らせることができるかな?

遠い空、同じ月を見ることも叶わない夜
なくなった後ろ髪をくしゅっと撫でる。
まだ、少し暑い。



未詩・独白 後ろ髪。 Copyright  2007-08-19 20:33:14
notebook Home