一夜の恋人
愛心





私の手の中で、硝子の輝きが、踊る。

とがったとこに月明りを灯し、表面を虹色にして。

ただ、無心になり、月と硝子に、とらわれる。

輝きに恋をする。

月明りが消えるまで、硝子を。
恋心を。

何度も何度も、揺らし、反射させる。

輝やかせる。

私は、満月の夜。
一夜限りの恋をする。


携帯写真+詩 一夜の恋人 Copyright 愛心 2007-07-31 00:49:01
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