36.5℃
ゆうと

べたつく夜の
触れたくない君の
肌に透き通る
3つめの目を見た

けだるい夜の
触れられたくない僕の
心をすり抜ける
君の吐息を聞いた

壊れそうな僕たちの
指先に伝わる体温の
血の気配がする
いのちが叫ぶ声がした

平熱なのに僕たちは
どうしてこうも狂えるのだろう


自由詩 36.5℃ Copyright ゆうと 2007-06-25 21:12:53
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