プロポーズ
yoshi

歩こうか

まっすぐ

まっすぐ

歩こうか

この道の先に

何があるのかなんて

わからないけど

不思議と

君となら

君と手をつなげたなら

この道の

先の先の先まで

歩いていけそうな

勇気がもてそうな

そんな

そんな気がするよ

もしかして

道端の花に心を奪われたり

レストランから漂う美味しそうな匂いに

少し

くらくらしたりするのかもしれない

君の手を握りながらでも

行く先を見誤って

横道に逸れたりするのかもしれない

僕は

道草や

寄り道が

大好きだからさ


でもね


君が

君の手が

僕の中にある限り

僕はきっと

行くべき道を

見失わないことができると思うんだ


君の声や

君の息遣いを

僕は手のひらで感じながら

君を守るために

一歩一歩

踏み出す足に

力を入れることができると思うんだ


歩こうか

ゆっくりゆっくり

歩こうか

君がもしも

僕の手を握ってくれたのなら

明日は

きっと晴れだろう


自由詩 プロポーズ Copyright yoshi 2007-05-08 20:49:51
notebook Home 戻る  過去 未来