つき
見崎 光



月の存在が

距離を

長い夜を

埋めてくれるんだ


薄曇に霞み

弱く垂れた”償い“

風に吹かれても

この手に掬われるように

緒を惹いて

溶け込んでいくんだ


二人を見失った

ひとりよがりな晩に…




携帯写真+詩 つき Copyright 見崎 光 2007-05-01 22:08:02
notebook Home 戻る