記憶の箱
アオゾラ誤爆

色を失くす
また夜が迫る

傍観者になりきれない

この街さえ 
新しくなっていくのに

思い出せなくなる
みずみずしい指先が
どういう風に
この胸にふれたのかを

シャープペンシルを握る
華奢な曲線を
えがいた白昼夢を

思い出せなくなる


自由詩 記憶の箱 Copyright アオゾラ誤爆 2007-04-22 11:44:14
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