創書日和「縁」おまもり
逢坂桜
これは、あなたがくれたもの
あなたは栞と言ったけど、
これはわたしのおまもりです
すきと言ってくれた時、くれたもの
生きてきて、あなたに会えた
わたし、知ってるんです
わたしがこの世に生まれる可能性、
とてもとても低かった
あなたに会える可能性も、
本当にとても低かった
会えて、すきと言えたのは、
まるで奇跡のようなのです
だからこれは、
わたしのだいじなおまもりです
「縁は異なもの、味なもの」
どうかそうなりますように
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創書日和、過去。染めしおもいで