(    )
山中 烏流

薄暗い
部屋(せかい)の中で
忘れていた言葉を
無理やり、紡ぎ出す
 
 
久々に
(具体的に、1年くらい)
 
忘れていた
(    の、4文字)
 
 
存在意義なんて
そんなもの
この部屋の中では
無いに、等しくて
 
 
最後まで
(きちんと言えば、最期)
 
忘れていたかった
(    の、4文字)
 
 
いくら願っても
いくら叫んでも
 
叶いはしない
の、だから
 
 
(    )
 
(    !)
 
 
また今日も
空回り
 
また今日も
独り
 
 
(ねぇ、    の。)
 
 
独り
紡ぎ出す。


未詩・独白 (    ) Copyright 山中 烏流 2007-03-31 02:07:13
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