自信
yoshi

あなたの指し示すその方角へ

私は黙って歩を進める

あなたの見上げるその空を

私も黙って見上げる

あなたのすくったその水を

私は黙って飲み干すだろう

あなたといる限り

私は真綿に包まれたように

やわらかいやさしさの中で

微笑み続けていられると

思ったから

あなたの薬指を握り締めた


あなたの背中が

小さくなっても

私はあなたを見つける自信があるから

いつかふいに

いなくなっても大丈夫

あなたはきっと

私の元へ

お土産を片手に

戻ってくるだろう


あなたを

愛するという事にかけて

私はプロだ


自由詩 自信 Copyright yoshi 2007-02-22 00:58:31縦
notebook Home 戻る  過去 未来