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vi

気の休まる場所なんて何処にも無い
眠っている間は意識が飛んでいるから違う
家にも会社にも居場所はあるようで無い
何処に行っても人はそこらに居る
かといってヒトリはごめんだこれ以上
どうやってこの感情を抑えようか
どうやったらこの感情が消えるのか


真実なんて何処にもないんだ
縋れるものなど何処にもないんだ
信じていいモノなんて在りはしないんだ
永遠なんて絶対在りはしないんだ
どうやってこの感情を抑えようか
どうやったらこの感情が消えるのか


人間なんて運命に逆らえないものなんだ
逆らっているように見えてそれも運命の一部
慣習から逃れることも出来ず失敗の繰り返し
反省なんて一晩で消え失せるただの言葉
どうやってこの感情を抑えようか
どうやったらこの感情が消えるのか


心の中なんて欲深いものなんだ
欲はありませんなんて絶対に嘘
こうしたいって思ったら頭だけ先行してる
体が追いつかないことで抑制が効くだけな話
どうやってこの感情を抑えようか
どうやったらこの感情が消えるのか


言葉なんて紙切れと同じなんだ
どんなに綺麗でも所詮は単語の繋がり
どんなに悪意に満ちていても単語の繋がり
例え傷ついても一晩眠れば忘れてごみ箱行きだ
どうやってこの感情を抑えようか
どうやったらこの感情が消えるのか


消えないのなら
マイナス思考で行こうじゃないか
マイナス志向で行こうじゃないか
マイナス嗜好で行こうじゃないか
楽に生きられるとは思うなよ


未詩・独白 - Copyright vi 2007-02-08 17:15:21
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