■批評祭参加作品■詩は詩で、短歌は短歌で表現を。
歌乱亭カラス

相田 九龍様 批評祭への招待ありがとうございます。
ですが、批評し紹介するほど冷静に分析した詩や短歌がありません。
詩や短歌に対する自分の価値観を僭越ながら示させていただきます。
それは批評祭に似つかわしくないという事でしたら、題名から■批評祭参加作品■を削除します。



詩としていい作品を小説に短歌に映画に変えた場合、いいとは限らない。
短歌としていい作品を詩に小説に映画に変えた場合、いいとは限らない。
と思うんです。抽象的ですみません^^;

詩には詩のよさがあると思います。
長さも自由ですし、リズムも自分で作れる(リズムを作らなくてもいい)。
その長所を上手い詩人は活かしていると思います。

伝えたい事が10あるとしたら短歌一首にすることは無理でしょう。
詩であれば可能ですよね。ただ、伝えたいことが1,2しかないのにダラダラと長い詩もある気がします。そういう詩を読むと言葉をそぎ落とした短歌もいいと思うのです。
自分の伝えたい事を正確に感じ取って適切な長さにすると良い詩になると思います。
また詩のリズムを軽くしたり重くしたりリズムを崩したり、改行により文章の長さをそろえたり乱したり、スペースを入れてみたり、その伝えたい事を活字以外からも感じさせるようにするとより良い詩になると思います。
(追記:良い詩=僕が思う良い詩 であると気が付きこの記事自体を消したい衝動にちょっと駆られました。)


短歌の場合、57577のリズムはなるべく崩さない方がいいと思います。
定型は読んでいて心地いいですし、潔いですし、すっきりしています。また不思議と説得力も生まれます。(その57577の魔力を借りるために僕は短歌ばかり詠んでいます。)また、短歌と銘打ってあるのに59668だったりすると読んでいて気持ち悪さが残るので。
しかし、連作を詠む上でたまに崩したりするのはいいと思います。その一首が浮いて印象が残りますし。またその伝えたい事が生き死にに関わるような重いテーマだったりすれば崩すべき時もあると思います。
(追記:短歌に関しても然り。価値観の提示だし仕方ないのかな)

詩の自由度や短歌の定型の魔力などそれぞれの長所を活かして、おのおのの伝えたい事を的確に表現した物を読んで、詠んでいきたいものですね。
(追記:上の二つの追記のおかげで、自分の中では揺るぎませんが結語の説得力が消えそうです^^;)

短歌ばかり詠んでいて詩は詠まないのに(数は少ないですが読みます)偉そうな事をつらつらと綴ってしまいました^^; …ちょっと反省。


散文(批評随筆小説等) ■批評祭参加作品■詩は詩で、短歌は短歌で表現を。 Copyright 歌乱亭カラス 2007-01-08 12:58:07
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第2回批評祭参加作品