鵜飼千代子さんのプロフィールBBS
2010 08/02 12:33[86]
鵜飼千代子

昨日、日本詩人クラブ第15回詩書画展最終日でした。期間中お運びいただきました皆様ありがとうございました。2時から撤収で、持ち帰って参りました。昨日は車で出掛けたので、飲みは無しです。

おととい、金子秀夫さんと親しくお話させていただいて、天彦さんのことを色々お話ししました。天彦さんが書いてくださったものがあって、それを額装して居間に飾っているという話もさせていただいたのですが、ちょうどいい機会だと思い、昨日はその額を持って行って見ていただいたんです。

「天彦にこれこれしてもらったっていうことを、まとめて書いておいた方が良いですよ。」と言っていただいたのですが、まだ亡くなったことがあまりよくわかっていないので、天彦さんと一番親しかった金子秀夫さんに、晩年の天彦さんが若い世代の詩人たちにしてくださったことをお伝えしたかったのです。

おとといお話をした時に、「天彦の追悼号を2号続けて出したから、送る。」と言っていただいたのですが、昨日持って来てくださって、新詩集「満潮の音」と一緒に頂きました。

天彦さんは、「川路柳虹はもっと評価されるべきだ」とたびたび仰っていたのですが、金子光晴、村野四郎等、歴々たる詩人との親交が金子秀夫さんの追悼文に書かれていました。村野四郎が亡くなった後、書斎整理をしたのは天彦さんなんですね。村野四郎って、立高のOBなんですけれど、第二校歌の作詞をしています(中学16期)。天彦さんが会長の頃(わたしがまだ会友のころ)、東京校歌祭のパンフレットを持って行ったこともあるのですが、それならそうと言ってくださいよー。
http://www32.ocn.ne.jp/~myoshida/song/song.htm#A

「書斎整理のアルバイト」の声をかけてくださったのも、そういうことも教えておこうと思っていてくださったのかもしれませんね。こういう時は本当に女であることが悔しいし、面倒くさいです。ただ、こうした、意思でどうにも出来ないことは、なにかの巡り合わせだと思うので、そのことを悔やまず、話を先に進めなければいけないと思います。

金子秀夫さん追悼文中当時の親交について、「---こんな調子だと、それこそ1千枚は書けそうな気になる」と書かれているのですが、読ませていただきたいです。自費出版でなく、販売力のある出版社で出していただけないでしょうか。柳虹の遺著「フランス近代詩の変換(ボードレールより現代詩まで)」が岩波書店で出せなかった経緯なども書かれていました。

どうして「販売力のある出版社」かというと、儲けるということではなくて、献呈で送られて来ても知っているから読み流して廃品回収に出されてしまう(もっと悪ければゴミ)本が、勉強したい人に取っては買っても読みたい本であることがあるからです。情報収集手段があまりない人にも「知らせて」欲しいと思うのです。




昨日は撤収後、詩とは別の用で、資料集めのためにデパートやショップを何件か回りました。車はパーキングに入れてあるので、額をふたつ持って歩いたのですが、これはあらかじめ調べてあったのですが、三越のコインロッカーが、お金の戻ってくるタイプのもので、身軽になり助かりました。

吉増剛造さんの写真展にもなんとか伺えました。昨日はイベントがある日だったので、一般で入場出来る時間は限られていたのですが、撤収の前にぎりぎり拝見することが出来ました。もっとゆっくりと拝見したかったのと、すごく壁の広いギャラリーだったので、デパートのポスターのように、壁一面の写真も見たかったという希望も持ったのですが、そんなことをしたらどれだけお金がかかるのだろうとも思いました。



鈴木志郎康さんがツイッターを始められたようです。わたしはそこまで手が広げられないことと、息子と出会ってしまいそうなので(笑)しばらく、拝見させていただこうと思っています。



数日後に、天彦さんの一周忌の集まりが身内であるということを金子さんから伺ったので、お墓が草ぼうぼうになっていないか、もう少し涼しくなったら、出掛けて来ようと思います。