鵜飼千代子さんのプロフィールBBS
2010 08/28 12:11[161]
鵜飼千代子

>>50
ポエム・フェスティバルin横浜行って参りました。
とてもバランスのいい朗読会で、3時間30分超でしたが、2回の10分休憩をはさみ楽しい時間を過ごさせていただきました。





主催者の水内喜久雄さん。お年寄りに「自分たちで読んで聞き合う朗読の会は持っているけれど、もっと多くの人の前で朗読したい。」と相談されて、始めたと仰っていました。年齢層が幅広くて、驚いたというか、羨ましかったです。「全国と言っていますが、参加受付や会場手配など、ひとりでやっていますので、不具合がありましたらご容赦ください。」というようなことを仰っていました。協力者も募っているようでしたよ。

みなさん、朗読上手ですね。わたしなんか、恥ずかしくて読めないわ。読む詩の台紙もそれぞれ工夫されていました。第2部の1時間半で29人朗読されたものも、出入りもスムーズで、それぞれの個性を生かした朗読で飽きませんでした。リハーサルもされているんですね。

日本詩人クラブの詩書画展の時の朗読よりも、大人しかったです。(品がいいという意味で。)笑わすところで誰も笑わず、真剣に聞いているのは同じでした。長時間、立ち歩かずに椅子に座って聞くのには、こうした整然とした見せ方聞かせ方は観客のことを考えた演出だと思います。詩も、平和を叫ぶような内容の詩は数編で、「女性として」ですとか、「生活の中の」といったような、実感の持てるものを詩にしたあるいは、過去に書いたものから朗読した、という方が多かったように思います。

楽器やバックミュージックを取り入れた方の朗読も程よく混ざっていて、和やかな雰囲気に力を貸していたように思います。こちらは、群読もされた「わたげの会(東京)」のみなさま。紫の洋服を着た方はピアノの伴奏もされました。



60過ぎの年寄りばっかりの朗読会という訳ではなくて、むしろ若い方が多かったのですが、写真を出していいか聞く機会がなかったので(有料の会だし、招待じゃないし)、日本詩人クラブの江口あけみさんの写真を。尺八の演奏の後、朗読されました。小沢千恵さんがご紹介くださったのですが、お互い「会っているような、、会っていないような、、、でも、見たことはあるような」と言い合っていました。(笑)



第3部は現代詩をうたう「Diva」のライブです。メンバーは、谷川賢作さん(ピアノ)と、高瀬麻里子さん(ヴォーカル)、大坪寛彦さん(ベース)です。
http://www.makoring.com/diva/



「まこりん」こと、高瀬麻里子さん。
シルキーボイスで、音域も広くて、聴かせますねー。
誰みたいな感じって、矢野顕子さんのような、安心感のある歌唱でした。



ベースの大坪寛彦さん。この方、きっと面白い方だと思います。



賢作さんだけのいい写真が撮れませんでした。丁度ピアノの前当たりに強いダウンライトの光が降りていて白飛びしちゃう。オートで撮ったので、遠景の写真を。

詩集を販売しているところでCDも販売していたのですが、サインをしてくださっていたので、わたしも1枚購入し、サインをしていただく時に、清春美術館での桜の下での朗読会の時に大の字に寝転んだのは家の息子ですとお話しして、現代詩の朗読における可能性について、1分くらいでお伝えしました。(状況の共通理解があるので、用件だけ。)「そういうことありました。」と思い出していらっしゃる風でした。はじめてご挨拶しても、用件から入るんですね。わたし。(笑)







小沢千恵さんと。わたし、オバQのようですね。妊婦ではありません。千恵さんは、児童文学の会のお友達といらしていました。

詩集は、1000円までの詩集が多かったかな。
谷川さんの集英社から出した詩集が1750円くらいで、厚さもありましたから、ちょっと、、(笑)3種類くらい持っていらしていて、谷川さんの詩集を買いたい方も一度に購入出来るから(谷川さんでも、一般の書店だと一度に購入出来るかはわからない)、いいと思います。わたしの詩集の購入はありませんでしたが、展示させていただけて、良かったです。集金は、茶封筒に名前を書いて、テーブルの前にテープで貼ってしていました。

「詩とファンタジー」という、「詩とメルヘン」の後継誌だと仰っていましたが、「かまくら春秋社」の方も「詩とファンタジー」の販売にいらしていました。主催者の水内喜久雄さんにも、本日の朗読会(昨日ですけれど)のお礼を言って帰って参りました。

「小鳥がよろこぶ*」朗読会でしたよ、天彦さん!(笑)

*小鳥がよろこぶ 
天彦さんの絶筆5作中、日本未来派に寄せた「白い病室」より。