2010 08/08 10:53[110]
鵜飼千代子
今日は、少し早めに天彦さんの一周忌の法要です。わたしは呼ばれていませんが、ちっとも可哀想ではないので、心配しないでくださいね。
「考えてもみてよ、、、!」、半世紀以上の家族ぐるみのお付き合いの方(結婚する前から)とか、日本未来派で何十年深く関わって来たという方とは、まったくお付き合いが違いますから。何か聞かれても、つまらないことしか言えそうにないし。痛い(存在な)だけです。
そういう人は和ませ役にひとりぐらいいれば十分。(^^);
天彦さんの処女詩集「鴉とレモン」ですが、収録されている詩に「鴉とレモン」という詩はないんです。「白い鴉」「レモン」という、章題にもなっている詩があります。天彦さんも、アルビノの自覚を持たれていたのかな。それとも、「白い鴉が杖をついて」と詩中に書かれているから、「白い鴉」は、老齢の鴉を書いた詩で、詩集という総体として、「鴉とレモン」なのかな。
処女詩集は、27歳ころに出されているのですが(1962年なので、25歳ですね)、わたしは再版本を40年くらい後にいただいています。その時に「47年前の詩もあります。」と書かれているので、20歳ころの作品も含まれているんですね。敵わないや。
夭折しなかった天才が、72歳で鬼籍に入られるまでに書かれた詩がどのようなものであったか、全詩集が楽しみです。ちょっと、興奮しています。^^;