初出:詩人専用シナプス、「詩の裏側。」(2000年12月)
(詩人専用シナプス)
http://poenique.jp/sinaps/
(詩の裏側。)
http://poenique.jp/sinaps/ito/sinouragawa.htm
加筆修正あり
>>fukaさん
コメントありがとうです。
よくお読みになればわかると思いますが、本文中に、
イメージの構築にはもちろん右脳が作用します。この段階で言語化は行われない。言語中
枢は基本的に左脳ですから。ここで下手に言語化しながら考えちゃうと左脳で考えた詩に
になってしまう。時々俺は「概念的」という言葉を使うけど、そういった詩になってしま
う。イメージの構築時に左脳は必要ないです。というかジャマ。イメージが言葉で制限さ
れてしまう。俺の場合この段階でのイメージは色に近いのね。色といっても確立された色
のイメージではなく(イメージに色の名前を与えちゃうと、そこで言語中枢が働くので)、
色の一歩手前といった感じ。ここはまぁ、アタリマエだけど言葉では上手く説明できない
(笑)。俺はここの段階でけっこうウダウダやります。言葉にする前の段階でイメージを
煮詰めてしまう。
と書いてあります。
というわけで「単純に像的なものをいっている」わけではありません。
ご推察いただければ幸いです。