身長差二〇センチ/花野誉
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- atsuchan69 
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- 菊西 夕座
このような巨人へのときめきを感じたことは一度もないのですが。まるで大きな樹木と連れ立って歩かれているような感覚なのかもしれませんね。

そう考えた場合、最後のポケットの飴が、樹木にいっぱい実った果実を連想させるわけでして、それがわたしのポケットにあると言えるところに、ひとつの逆転現象が起きている、つまりポケットの中に大樹をすっかり収めてしまっているというわけでして、これが恋のマジック、恋情のファンタジーにはちがいないと思うわけですが、たいへんしたたかな詩的感性とも捉えることができます。

よするに折りたたみ傘をひらけば、魔法のランプから巨大な魔人がとびだすように、大樹そっくりな恋人が飛び出してふりそそぐ危険な紫外線からすっぽり守ってくれるだけでなく、甘い果実をいくつも上空から差し出してくれる、そんな魔法の雨傘(飴傘)をいっぱいもっていらっしゃるわけですね。
---2025/04/26 11:25追記---

---2025/04/26 11:27追記---

---2025/04/26 11:27追記---

---2025/04/26 11:28追記---
 
作者より:
>菊西 夕座様

読んでくださってありがとうございます。
素敵で素晴らしい解釈に、うっとり致しました。
そんなふうに自分の詩を分析されたことが今までありませんので、とても嬉しい気持ちです。

おかげさまで、その当時の気持ちをもう一度じっくり思い返し、目を瞑り、味わう時間を過ごすことができました。

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