Egg Shell(脆いが硬い)/ホロウ・シカエルボク
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- レタス 
- ひだかたけし 
本当の生きている思考思惟生命、脳髄を穿孔し溢れ出していく意志の営み 
だと、勝手ながらヒント得ます。
- 朧月夜 
初めからイカしたラッパーぶりの音調が音を立て始める。ホロウ・シカエルボクさんの詩を読むさい、BGMのようなものは余分で、わたしは他人の詩を読むとき、自分の詩を書くときですら音楽をかけていることがしばしばなのですが、ここにはそれを超越・圧倒するようなたしかな戦慄があって……例えば、「真実なり真理」などという表現は、昭和初期の作家を思い出しました(わたしもよく模倣します)。「カーペットが旨そう」これは、「美味そう」が良い。でも、他人の志向を否定はしません。このころから、わたしはすでに夢中になっている。心を奪われた、父の介護をしているなどという無職者でなければ、わたしの時間を返せ、というところです。でも、それがブンガクの(背徳的な)価値なんだろうな……これはやはり、タイムトライアルで結果を出せばポール・トゥ・ウィンになる、モナコ・グランプリのような作品なのです。作者の生活に、その源泉と答えのすべてがある。「人を見習え」ということを、現代流にわたしは言わないのですが、「ここに人あり」ということは思っても良いと思う。人生に呆然自失とし、自分のすべてを失ったときに、このホロウ・シカエルボクという詩人に自分のすべてを見出しても良い。バロウズ? あんなのはクソです(いや、米語ならどうなのかは知らない)。この時代、インターネットという「離れた場所」で、ホロウ・シカエルボク氏という詩人に出会えたことを至福と感じます。
 
作者より:
〇レタスさん、ありがとう。

〇ひだかたけしさん

「本当の生きている思考思惟生命」っていうフレーズ
めっちゃいいですやんか。

〇おぼろんさん

ぼく、「美味そう」ってよく使うから
たまに使いたくなくなるんです(笑)
実は次の動画でこの詩使うんです
昨日三時間ひたすらこの詩を読んでいました

ビートニックって、あくまであの表現形態が
素晴らしいのであって、始祖たる人たちが
素晴らしい作品を残しているかというと
意外と微妙だったりしますよね…あくまで僕の感じ方ですけど。

非常に感じ入っていただけたようで、大変嬉しく思います。
僕は気まぐれなのでまた違う方向に振ることもあると思いますが、
いろいろと楽しんでもらえればと思います。

ちなみにこの詩はジョンゾーンの「アブサン」っていう
アルバムを聴きながら書きました。


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