生臭い魚の腐った季節の中にいる/狩心
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- la_feminite_nue(死に巫女) 
- 秋葉竹 
圧巻、ですね。悪漢?
- 石村 
これは、凄い詩です。呆然とします。それ以外に言葉がない。
- atsuchan69 
ことばが長いトンネルを抜けて、獲物をさらった翼竜や肉食の恐竜たちが暴れるなぜかむしょうに懐かしいジュラ紀の草原を走り始めた感を覚えました。
 
作者より:
アザース。

読んでくれた方のなんかの刺激になったなら幸いです。

圧巻 うれしいお言葉
悪漢 wどうでしょうw悪そうではありますが、

作品の構成的に、場面もぶっ飛ぶし、表現もいきなり挿入されてきたり
まぁ、構造的にはぶっ飛び感というかめちゃめちゃ感はあるのですが、
読んでくれた方は実感されていると思いますが、
ぐちゃぐちゃのようで、一つの連なりつながりを感じ取れるように構成してはいます、一応。。

男が後半体毛で覆われるところとか、うっすら狼男的な表現があるから、もしかしたら女は野犬とやってたし、狼女的な
仮に狼女じゃないとしても人外的な何かで、あ、でも、
ホログラムとかSF的な表現もあったりして、あれよくわからんなぁ。、やっぱ人間なのかなぁ
とか、勝手にいろいろ想像できるようにはしていますが、こうです、とは書かれていません。
まぁ、そんなこと気にせず、心情だけ追って読んでもらっても全然かまわないですけどね。
というか、読み取りが難しくて迷ったら心情だけ追った方が理解しやすいですからね。一つの手法として。

ちなみに書き始めた当初、この作品の冒頭は
>港区三番街のコンテナとコンテナの間に 隠れるようにうずくまって夜 雨に打たれながら野犬と交尾した
>人に心を開かないわたしが 犬に股を開いた

だけで、イキ狂ってるのをあなたは見ていた、の部分がありませんでした。
この作品の前半は女で、後半は男に切り替わります。
つまり、制作段階で二部構成にしたというか、加筆したというか、あーこれ、
女だけ描いたらただぶっ飛んでるだけで終わっちゃうなと思って、
急遽、観察者を設置しました。この男を設置することで、作者と読者の距離はぐっと縮まったように思います。


話は変わりますが、女性がビクンビクンとよがり、イキ狂ったのを見たときに
支配欲的に高揚する男と、羨ましい自分もそうなってみたいと思う男と二通りあるとしたら、自分は後者で、
自分はLGBTではないですが、恋愛の価値観とかかなーり女性的な部分がありますね。

あとなんかね、こう、異常だったり、怖かったり、ぶっ壊れてたりする人間性に魅力を感じると言うか、
いや、まぁ、普通に生きてる人でも、
心の中はすごく怖いものを持っていたり、残酷なものを持っていたり、すごい孤独を持っていたりするけど、
その反面、めちゃめちゃ深い考えを持っていたり、めちゃめちゃ優しく振舞ったりできる人だったりして、
なんか 心の負 が大きくて、いつも葛藤していて押しつぶされそうな人ほど
心の奥底は ものすごくピュアなものを持っているんじゃないかなぁとか
よく思います。

あ、ちなみに、二部構成とかよくわからなくて、語り手は普通に一人で同じ人だと思った、という人もそれはそれでよいと思います。
というのも、面白く読んでもらえたらそれでいいので、この作品に関しては絶対こう読み取ってほしいという感じは作者にはあまりないです。

必要であれば、意図や意味の読み解きや比喩の説明など可能ですが、それはまぁ、、作品から感じ取ってください、でさーね。。
いつか本でも出版するなら、自分の作品を全て事細かに解説してみたい(「詩集」とは別の本で、「作者の語り」的な)とは思いますが、まぁーかなりしんどいことになるのでどうだろう、
何もやることがネーナと思った老後にでもやりますかね。。最後の仕事として。

---2018/11/21 09:00追記---

そういえば、文章の読み取りって本当難しくて
「比喩的な表現なのか、実際に起きている表現なのか」が分かりづらかったり、
「言葉と心情が逆になっている」とか、色々ありますよね。

---2018/12/01 01:51追記---
atsuchan69さん ご無沙汰してます。
長いトンネルを抜けること。原始的なこと。
それは確かに、僕らしい作風で、
10年前もそのように書いていた記憶があります。

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