青い商店街/印あかり
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 殿上 童 
- 唐草フウ 
- xx陽向 
- 田中修子 
いいなぁ~。
- 奥畑 梨奈枝 
最初に匂いを持ってくるのが良かったなと思います。
イメージがスッと入ってきます。
- 吉岡ペペロ 
- 讃岐どん兵衛 
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- 狩心
果物の香りに注目したと思ったら
すぐに路面電車に注目が変わる
「どう暮らしているの」と一瞬気にして
「別にどうでもいいんだけど」と
気分がふらふらしていること、
移り気で、流されること、
「人波に飛びこむ」こと、

そんないい加減な人間を
鮮やかな「青」と「オレンジ」の美しい対比(色)が
軽やかな肯定に導く

果物屋は空調がきいているから
混ざり気なく、澄んだ空気で
一つ一つの匂いを味わうことができる
それは空が調整されているから

人波は茹っているから
新鮮さもへったくれもなく、無臭で
でもなんか、汗まみれで汚い、混じったようなもので
青い商店街に売られているものはむしろ語り手で
オレンジのように鮮やかに誰かの心を奇麗にするような存在にそして
自分自身そうでありたいと、「あなたの暗い顔」と対比し、
しかもそれは「通り過ぎ」

語り手は世の中から浮いていて、
「痛んだ苺のにおい」からの「あなた」への注目
そして「あなた」を軽くスルーしつつも
結局自分も「茹だる人波に飛びこむ」

何が言いたいかというと
この作品は
対比、否定と肯定、澄んだものと混じり気のあるもの、移り行く様、
オレンジを買ったのは
よどまずに鮮やかなままで居たいという、
語り手のお守り

悪くない、だが色々経験して来たおっさんからしたら「だからどうした」
ある種の若さの、軽やかさしか、ここにはない

評価はできます。
鮮やかさ、軽やかさ、リズム、
でも、お化け屋敷の入口だけ見たって、面白くない。
 
作者より:
>設定解除様

名前、伏せなくて結構ですよ。誰だと思いましたか?
なんだか嬉しいです。ありがとうございます。

>Shuuko Tanaka様

ありがとうございます。嬉しいです。

>奥畑 梨奈枝様

ありがとうございます。果物の香りはもちろんですが、埃っぽい冷房の匂いも結構好きです。
---2019/05/22 15:14追記---

>狩心様

お化け屋敷の中身まで描けるように、これからもっと精進します。

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