切除・2/salco
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ……とある蛙 
乳癌から手術後生還した友達は何人かいる。死んでしまった人もいる。
- beebee 
- 山人 
かなりすごいですね、いい作品だと思います。
個人的に、最終連はやや色合いが違う感じで惜しいなって思いました。あくまでも私見ですのでご容赦ください。
- たま 
オッパイの詩はたくさんあってほとんどが楽しめる詩だけど、この詩は胸が痛む。乳がんの手術をしてそのことをエッセイに書いて新聞に投稿して掲載された友人がいる。とてもユーモアにあふれた楽しめるエッセイだったけど、心底笑えなかった。それは当然のことだけど。salcoさんの体験でないことを願いつつこの詩はsalcoさんの乳がんの詩だと受け止めて読みました。友人が書いたエッセイの対極に位置するものと思えますが、果たしてそうだろうかという疑問も持ちます。どちらも肯定するからです。どちらも人間を描いているからです。どちらも書き手は女だからです。じつに創作と云うものは残酷な行為であると言えますが、コントロールする力を保ちたいと願うのです。友人はその後、重いウツになってまだ回復していません。なぜ、力強いエッセイを書いたのに救われなかったのか?ぼくとしては悔しい思いだけが残りました。(あくまでもこれは創作のお話しですよ)


 
作者より:
……とある蛙様 : お言葉も下さりありがとうございました。癌は不思議な細胞ですよね、自分に栄養を与える主体を死滅に追いやるなど、人類と地球の関係みたいです。
beebee様 : お目に留めていただきありがとうございました。 
山人様 : 過分なお言葉も下さりありがとうございました。おっしゃられてみると、そうですね。昔、職場の同僚にそんな人がいまして、腋下に第3のおっぱいというか、微細な突起状の残滓がありました。ヒンドゥーの神様にもいますよね、鬼子母神かな? そんな影響かもしれません。
とうもろこしの悲劇様 : お目に留めていただきありがとうございました。  
たま様 : お言葉も下さりありがとうございました。アイヤー、余計なご心配をお掛けしまして、申し訳ありませんでした。今のところ私の貧乳は大丈夫みたいです。 
男性にとっての乳房と女性にとっての乳房は意識的にも位置づけが違うとは言え、癌は転移・再発の可能性を孕みますから、喪失以外にも常に苛まれるわけで、エッセイで吐露したところで鬱にもなるでしょう。再建手術ができたとしても、オリジナルに比べれば実に不出来で無様なもので、錯覚を許してはくれませんしね。

Home
コメント更新ログ