コート/プテラノドン
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ブライアン 
出張の当日、寝坊して駆け足で乗った新幹線は、冷たい外気を遮断してくれたので、息を切らしながら座席に座った僕は、ひどく暖かな陽射しだけを感じた。本来ならば、そのまま名古屋駅に着くまで眠ってしまうのだけれど、何とはなしに窓の外を見つめていた。
だから、熱海周辺、トンネルを越えるとすぐに広がる海、街の景色を見ることが出来たのだろう。それらは、卒業シーズンになればよく出くわすどうってことない天候だった。薄い雲の膜を溶け出し、斜面に植えられたみかんの木に光が差す。
 
今日再び新幹線で戻れば、二月へ後戻りしているんじゃないか、と。-小春日和のためにも。です。

 
作者より:
湯河原辺りがアツいすねvv

Home
コメント更新ログ