屈折率/ブライアン
 
ポイントはありません。
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- 渦巻二三五
全体平板な印象でした。
「キラキラ」という語が何度か使われていますが、あまり多すぎると思います。
景色(の光)を描いたところ、それに想念が重なっているところ、「わたし」の行動が書かれているところ、それぞれに違いというかメリハリがあると面白かったのではと思いました。
私も、雪をかぶった用水に足つっこんじゃったことがあるんですが、そういう滑稽なアクシデントに遭っても我に返らない「わたし」に、なんというか不自然さを感じて、でも、それも作者の狙いのうちなのかな、と考えたりもするんですが。
現実にある風景なのに、「わたし」は常に絵空事の中を歩んでいるような人ですね。

---2008/04/20 22:26追記---

「屈折率」という詩がもとにあったのですね。
恥ずかしながら知らずに読んでおりました。
引用が書き加えられて、だいぶ読みやすくなりました。

私は生まれ育ちは東京ですが、結婚して長野に来ました。
もとよりおっちょこちょいなもので、当初は雪のあるときに車をよけようとして用水に足をつっこんだりしたものです。
夫以外頼る人もない土地で、少し寂しい思いもしていたころですから、それはもう情けな〜い気持になりました。
あたりまえといえばあたりまえのことですが、同じ体験も、それまでの過ごし方によって印象の変わるものですね。

長々とごめんくださいませ。
「平板な印象」などと言いながら、なにか謎を含んだような、どうも気になる詩でしたので、つい思ったこと書かせていただきました。

 
作者より:
渦巻さん
コメントありがとうございます。

おっしゃる通りかと思います。読み直してみてそう思いました。
特に「キラキラ」。
本当は「キラキラ」という印象ではないのですが、僕の感受性の弱さが、「キラキラ」という語感を選び、また、その自信のなさが、執拗に「キラキラ」を使わせたのかと思います。
それと「わたし」と体験の景色にメリハリをつけないのは、意図してるのですが、それが面白くなくしているのは、単に僕の力の及ばぬところだと思います。
実は、これからもメリハリのない文章を書こうと思っています。それで、面白いと思っていただけるようになりたいです。

ちなみに渦巻サンどちらのご出身でしょうか?
用水路に足を突っ込むアクシデントは、むしろ、自ら進んで起こすアクシデントのように僕は思います。日ごろから遊んでいる土地で、用水路のある場所はきっと分かるはず。なのに、足を突っ込む。親への言い訳でしょうね。アクシデントは。なので、そういった意味で、あまり驚かない。
というか、僕の体験なんですが・・・。

何よりも、「屈折率」の全文を載せるべきなのでしょうね。短いですし。

長いコメントいただいて、ありがとうございます。

---2008/04/20 14:39追記---

---2008/04/21 21:19追記---

また、コメントいただいて。ありがとうございます。
おかげで、見れるようにはなったでしょうか?

そうでしたか。長野に移られたのですね。
僕は東京に住んで4年が経ちました。
帰省するたび、僕は土地の疎外感を感じます。
冷たい風や、強烈な猛暑。特に盆地ならではの閉じられた世界観は
どうせ、帰るんだろ、と僕に冷笑を浴びせかけているようです。
故郷に帰省するだけでこの疎外感であれば、
お嫁さんとして行かれたならなおさらかと思います。
で、あれば、夜の深さや、冬の寒さは、「きれいな世界」ではなく「寂しい世界」でしかないですよね。
でも、僕はそんな田舎が唐突に温かく迎えてくれることを知っています。
たぶん、渦巻さんもすでにご存知かもしれませんが。
頑固親父みたいな土地の、笑顔が、僕にとっては、透明に満ちた冬晴れの早朝でした。
長野は、標高がとても高いので、もっとずっと頑固そうですね。
今度、そんな頑固親父の笑顔を写真に収めて、見せていただきたいと思います。

長々と失礼いたしました。

---2008/05/03 13:43追記---

ボルカさん、そう言ってもらえると、うれしいです。
明るさ、は、僕の語彙力では記述しきれませんよ。

訂正履歴:
いろいろと08-4-20 15:17

Home
コメント更新ログ