果物/月見里司
 
ポイントはありません。
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- 狩心
>雨にかかる虹
>のように見えるファントムでなくなった春が
のように

>沼にはいろいろな物が沈んでいますたとえば
ますたとえば

>今とても遠くにある四畳半の部屋
>に置きっぱなしの頭蓋骨の標本とか


>半袖はまだ体によくないと笑った
>のが誰か忘れてしまっても花の
のが

面白い「つなぎ方」だと思いました。
問題はそれにより、「余裕」が見え隠れしてしまい、
切実そうじゃないところ、
なのに、語り手は憂鬱。
共感はできます。
でも、「発見」が欲しいところです。
折角、身体の進行方向を切り替える事ができるような「つなぎ方」なのですから、
もっと読者を裏切って欲しいと言うか。
むしろもっと、読者をどん底まで叩き落すような、
マグマに巻き込むような「動」が最終連に待ち受けていてもいいと思いました。

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