踏まれた絵具の朝/ただのみきや
Lucyさんのコメント
私の貧しい知力では租借しきれず、消化しきれないまま、何度も読み返したくなる、魅力をたたえている詩と思いました。
特に
>固く折り畳まれたままで蝕まれ
>開いても開いても広げ切れずに
>見つけられない 場所が ふと
>蘇るような雨の 九月の 嗅覚
の部分が好きです。これだけで、一辺の詩として成立するような・・(部分的な感想ですみません。)
最終連も、何度も読み返し、味わい深いものを感じました。