A DOG DAY /阿ト理恵
阿ト理恵さんのコメント
ukiさん、鵜飼さん、北大路さん、ただのさん、依さん(くるりんちょ!って音はかわいいよねぇ)、無月野さん、こうださん(猫もいいにゃあ、、わたしが一番好きなのうさぎ。親しい人からリスに似てるって言われるんだけど、ちびだし、ちょこまかしてたり種を埋めたところを忘れるアホなところかな、あっカマキリに似てるって言われたこともある…ガイコツって言われたことも(>_<))、アラガイさん(犬好きだとは(^O^)だめですよ、そんなことでポイント入れては(*^_^*)ってか、そんなことがポイントになるってあるかも。好きって想う気持ちを大事にしている今日この頃、詩でも短歌でも〈好き〉を描きたいのだよ、跳ねるような軽さで)、わらわさん、ポイント&コメントありがとうございました。

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野村喜和夫氏の選評

どうしたらすてきな詩が書けるか。なかなかむずかしい問題ですが、同時に、あまりむずかしく考えることはないといえるかもしれません。見る者のまなざしに応じて、あらゆる対象が詩的となりうるのです。そう、もとから詩的な対象というものはなく、まなざしが対象を詩的に変容させるのです。言葉そのものを詩の対象にしたのが阿ト作品。言葉から言葉へ、意味を越えたジャンプを繰り返しながら、なんとも不思議な世界を紡いでゆきます。その開始を告げる「はじまりのまりを蹴りました」が絶妙ですね。「はじまり」という時間概念に毬なんかありませんが、音のレベルで「毬」を含んでいるので、それを蹴ってみたというのでしょうか。詩の原理をいちばんミニアムにあらわしたらこうなるかもしれない、と思わせるような一行です。あとはもう、作者も読者も、ラグビーボールさながら、どこに転がっていくかわからない詩の毬の行方を追うばかり、途中では漢字の表意性からの連想も絡んで、まさに縦横無尽という感じです。