海鳴り/羽衣なつの
アラガイsさんのコメント

丘の頂きから眺めていた。人間の姿をした雄狼の化身どもよ。ピノキオは自分の下半身が次第に大きく膨らんでいくのを感じていた。みるみるうちに髪の毛はぼさぼさに伸びて顔面は皺にひきつっている。森深い谷間の夜明け。大きなガシュマルの洞窟から誰かが呼びかけている。ピノキオは支えきれなくなった下腹部の巨大な棒を持ち上げると、その澄んだ声に導かれるように洞穴に入っていった。
という思春期をテーマにでもしないとわたしの煩悩は抑えきれない。
---2020/06/18 11:36追記---