現代詩入門/左屋百色
アラガイsさんのコメント
詩は短い文学だろうかと問われたならもちろんそうだと答えることはできる。では何故このような短い詩に感動を覚えるのかと問われたならば、わたしは簡単に答えることができない。詩人は感動を吐き捨てて時代を越えてきた。では一体詩の何が変わったのだろうか。わたしが夜空に浮かぶ月を見て感動を覚えるとき、実は見えない月の裏側を想像しているからではないのか。
つい先ほど画家ルソーの逸話をテレビで観て、改めて言葉を置く行為を考えさせられました。現代詩を語るまえに言葉を書くと云うその行為そのもの。詩人とは思人であり試人でもあり始人へと至る。原点をくり返しながら先へ歩む者でなければならないのではないかと。