Sonnet 菜の花/夏嶋 真子
夏嶋 真子さんのコメント
シェークスピア風ソネット
脚韻 abab cdcd efef gg 最終連対句
a=yuki b=nto c=uta d=kuru e=rasu f=tta g=tau
写真撮影場所 空知

みなさん読んでくださってありがとう。


窓枠さま
はじめまして、コメントありがとうございます。
冬の厳しさ、寒さではなく、「あたたかさ」を感じてくださってとてもうれしいです。
写真の奥行き、詩の奥行きについてとても参考になるお言葉をいただいて
ますます勉強に励もうと思います。


為平澪さま
コメントありがとうございます。
リズム(韻)にはかなり苦労したのでうれしいです。2音で韻を踏むといのがこの詩の課題でした。
「うた」の韻が一番難しかったです。いまだに「問うた」と「淘汰」しか見つからなです。「買うた」は方言かな?

果音さま
コメントありがとうございます。
写真は北海道の滝川という町です。北国の春はとても遅いので菜の花の満開は
五月の中旬から下旬ころで、この写真はたしか六月の光景だったはず。
おととしは八月下旬にストーブを焚きました。冬が長く厳しいほどに、春の喜びは大きいですね。

吉岡ペペロさま
コメントありがとうございます。
わたしの故郷ではJRを「電車」っていわないんです。「汽車」って呼んでます。電気ではなくてディーゼルで動くんです。
今、すんでいる街はカシオペアの通過地点です。見かけるたびに列車に飛び乗りたくなります。

竹中えんさま
そうなんですよね。
シェイクスピア風ソネット(英語詩)は厳格に1行が10、もしくは11か9の音節で書かれているので、日本語でそのリズム感を表すには、五七調を使うのがよいかな?と思いました。
終わりにいくにしたがって長くなってしまうというのは、短歌でいうなら40文字で書いてるようなものなので、最初のリズムを守ってもっと短くするべきですが
今回は14行であること、押韻をふむということ、主題を明確に述べるということに重きを置いて、音節については次の課題としました。
シェイクスピア風ソネットの最終連の対句はその詩の主題であり、今までの流れを破るような新鮮な見方を与えるという彼の作風が(ソネット集130番のような)とても印象的だったので
冬の暗い流れを最終連で一気に春を信じて待つ人の心の力強さへと転調させました。
過去と現在、色彩の対比など、想いがあふれてきて色々書いてしまい、つい長くなっちゃたんだよね(苦笑)短い言葉の中で主題を言い表すのは、まだまだです。次、がんばります。



……とある蛙さま
コメントありがとうございます。
こちらこそ、色々勉強させていただいて本当にありがとうございます。
ソネットは書いてみないとわからない不自由さがたくさんありますよね。
でも不思議なことに、その不自由さの中に、自分が気づかなかった自由がたくさん隠れていると思いました。次回作も楽しみにしています。


ハイドパークさま
コメントありがとうございます。
14行でストーリーを書いてみたかったんですが、制約があればあるほど
郷愁の想いがあふれてきて書きたいことは多く…。
ストーリ自体は列車にのったときの記憶を脚色したものですが
菜の花はわたしにとっていちばん大切な花です。
母が歌ってくれた子守唄は「菜の花のうた」(オリジナル)です。




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