女といふもの/亜樹
亜樹さんのコメント
読んでいただいてありがとうございました。

佐々宝砂様
 ご指摘ありがとうございます。一応「役不足」という言葉が「その人にその役職は軽すぎる」という意味であることは承知しているのですが、硬いだけの文章になってもおもしろくないなと思ったので、あえて俗な使い方で使っております。
 日本語が堪能な方には気になるやもしれませんが、すみません、直す予定はありません。
---2007/09/26 19:45追記---

小豆餡様
 コメントありがとうございます。
 確かにおっしゃるとおりです。近年では文学作品の内容を論ずる際、作者の背景事情を考慮しすぎることはナンセンスだという扱いになっておりますしね。詩の内容を決めるのは読者の解釈一つですから。
 しかし、私が今回わざわざみすゞのその暗く悲しい半生を持ち出してまで主張したかったことは、あまりにもみすゞの詩に『優しい』という形容詞を持ち出されることへの反抗でございます。
 確かにみすゞの詩は、弱者を見つめる温かさがありますが、そればかりを持ち出されるのが業腹なのです。読みようによってはとことんネガティブな解釈が可能のものの方が多いですし。読む人の自由だとは思いますが、私はネガティブな解釈の方が好きなので(笑)
特に「わたしと小鳥と鈴と」は、最近は教科書にも取り上げられ、やたら「平等をうたった美しい詩」という解釈がされがちなもので。私は「自己肯定の為の否定」という解釈が一番好きなんです。共感できて。この解釈をしってからこの詩が好きになりました。

 あと、リズムの件ですが、確かにみすゞの詩には445調や43調など、ちっかりとしたリズムがあるのが特徴です。が、これはみすゞが書いたのが『童謡』であり、曲をつけることを前提としたものであったからではないかと思います。
 それをふまえても陰鬱な感じがするはするのですがね。みすゞの実質上の師匠である西條八十の詩にも同じようなリズムが感じられるものが多いですよ。

---2007/09/26 20:01追記---