美しい経済のために、私たちが考えるべきこと。/小川 葉
N.K.さんのコメント
 基本的に論旨に賛成なのですが、個人が集合住宅を買った時点で
デベロッパーさんは損をしません。その時点で、銀行やローン会社
さんからおカネが支払われます。今、収入が減れば、集合住宅を買
った当人が困ったり、銀行やローン会社さんの不良債権が増えるこ
とになります。そして、団体保険という保険に加入させられ、当事
者が死んだときにローンが返済されるようになっています。この辺
はローンを組んでいる当事者として、当事者が最終的に死んでしま
えば、当事者以外のものはあまり困らないように仕組みができてい
るのだなあと身につまされ、考えさせられているところです。
 電力会社で働く人の賃金を半分にして、被災者の方々に回せば、
おカネが回ることには違いがなく、そちらの方が良いような気も
しますが、ご指摘の通り、広告を打ってもらっていたマスコミ関係
とか、旅行会社さんとか、今までおカネに余裕のある人をマーケッ
トとしていたところに影響が出て来るでしょう。
 問題は日本の経済が縮んでいくことが避けられないということ
で、輸出に頼ることもままならず、後の世代を視野に入れた政策
も、打てないだろうということです。
 そのような中で、何か得をしているように思われる人に対する過
剰な攻撃性や何か余裕のない風潮が、気になります。
 詩人の方は、こういう風潮に敏感で、過剰な攻撃性にはけ口を求
めなくても、幸福を見つけられる人たちで、こういう風潮には否を
言える人々ではないかと勝手に思って、勝手に信頼しています。ま
とまっていないコメントですみません。

---2012/03/29 21:35追記---