ちりのなかで/世古 和希
イダヅカマコトさんのコメント
>こうした語りは、発されたとたんに消えてなくなればいい。
>それができなかったのは、これが純粋なコミュニケーション言語ではなかったということ、だから、宛先不明のまま遠いどこかをさまよったままであること、その点に尽きる。この点において、もはや唯一ある誰かのもとへも届かないというこの絶望のなかで、みずから消失してしまうのが、一番うつくしい最期だったはずなのにである。

この発話がされてしまうこと自体が実は問題なのではないのかなと思うのです。
これをいうと、なぜこれがかかれているのか、という話に近づくと思うのです