Moment Of Surrender*/ひだかたけし
おぼろんさんのコメント
どうしても、ひだかさんが頂点に達すると、中原中也に似てしまうな、と思います。意識的にではないのでしょうけれど、文学史を巡ったうえで、どこにもないものを目指すべき時に来ているのでは? とどうしても思ってしまうのです。いえ、誰かに似ているということは決して欠点ではないのですが……懐かしい響きよりは、新しい響きを期待するわたしです。不本意でしたら済みません。

また厳しいつっこみを(笑)。わたしがひだかさんと中也の類似性を思うのは、その生活感、そしてその生活が宇宙に向かって突き抜けていくところ、だと思うのです。具体的にどのフレーズが、ということではなく。この作はひだかさん自身が書いておられるように、U2の楽曲にインスパイアされたものだとは思うのですが、そこから離れてひだかさんの詩想に至る。そこで、必然的に中也のような抒情詩がイメージとして沸き上がってくる。本質はそういうところかな、と。まあ、書けば長くなってしまうので、この辺のところでご容赦ください。
---2022/11/08 00:03追記---