室内/石村
ツノルさんのコメント
---2019/03/25 01:01追記---
目的の違いはあるにしても、道具には削らなければ使い途もなくなるという結果が必然的に存在する。それは肉体的に身を削るという行為に、その魂までもが同化してくるのが必然的であるように。
鋭角に置かれた物体には、時の酸化とともに必ず朽ち果てるという結果が待ち受けている。わたしは風化した記憶の中で予見する。削られ蓄積した魂の欠片が塊となり、いまもこうして空間の中で彷徨うのを。
モノを削るという能動的な行為が、ここでは匂いという室内空間を意識した象徴で記憶に置かれた。それは家族を想うというその記憶の霊魂によって受動的な思考目的にも変わる。物体や物質という存在の記憶を、観念的な操作で象徴的に捉えた優良作です。
---2019/03/25 01:52追記---

---2019/03/25 01:53追記---

---2019/03/25 02:15追記---

---2019/03/25 02:18追記---

---2019/03/25 02:21追記---