LGBTIQの詩人たちの英詩翻訳 しょの1/田中宏輔2
杉原詠二(黒髪)さんのコメント
甘いキスと、痛い石を並べるのが、味わい深いと思います。ポケットに石がある、ということで、作者の立ち位置も、意味深なものがありますね。闘争(暴力)と愛が、石とキスになって、傷と欲望が、立ち上がった女の、甘くはない現実を、訴える強さが短い中に効果的に組み込まれており、興味深く読みました。石打ち刑の恐怖と結婚の回避が並置されることで、結婚という夢が安全の装置へと変わってしまう現実が浮かび上がっています。