MEMBRANE「”境界溶解”―― 変容の螺旋」として12片/あらい
室町 礼さんのコメント
これは面白そうだなと思って読もうとしてのですが、最初から
つまづいてしまいました。

苦虫を噛み潰したようなくそまずい飴を、舌の上で転がすように、
行き場のない飲み込めないものが滞留している。

飴が擬人化しているのなら舌の上で「転がされる」なのですが
そうでもないらしい。そうるすると冒頭から文法の間違いとい
うことになる。苦虫を噛み潰したくなるようなくそまずい飴
を~舌の上で転がすように~飲み込めないものが滞留している。
としてもなにか、どこかおかしさが残る。現代詩は文法の間違い
すら一つの表現にしてしまうのですが、この場合はその必然性が
どうもわたしには見受けられない。せっかくの大作なのにもった
いないなと思いましたが、ここで挫折しました。

---2025/08/27 06:29追記---