A cesspool of corruption/室町 礼
atsuchan69さんのコメント
銃を渡され、無邪気に撃ち、穴を掘り、
十字架を土に立てる子どもたち。

実際に暴力を知り、痛みを知らなければ、
たぶん、ことばの扱いもうわべだけになる。
ことばの領域が内省と虚無の哲学、難解な言い回しに傾き、
人の心の奥底にある「悔い」「憎しみ」「欲情」「疲弊」といった
ネガティブな感情や、社会の矛盾、不条理を直視し、
それらを日常的なことばで表現することを嫌う。

つまり、スクラップの高級外車や家具、裸のマネキン、
壊れた冷蔵庫、錆びた自転車、鍋、ボロ布団、
あるいは、ジェフ・ベゾス、スペースX、
儀式とブラックアイ、
ビットコイン、妙心寺退蔵院、円キャリートレードなどで囲い、
リアルと自分たちのあいだへ
未来永劫に分断しつづける壁を築き、
小さなことばの世界のなかで人を殺す銃を渡され、
無邪気に撃ち、穴を掘り、
十字架を土に立て祈るという
「禁じられた遊び」をしつづける雛形のエンドレス。

そう、壁のなかで、
ことばは、けしてリアルを越えることはないのだ。

それともまさか、
若い人が未来に希望が持てないように、
政治に興味持たないように、
ことばで願いとかを書こうとしないように、

仕 向 け ら れ て い ま す か ? 

―――ちがいますよね、、