個、つ、一匹/陽向(2躯-30~35)
朧月夜さんのコメント
野心的な詩で良いなあとは思うのですが、多分戦後詩にもこうした感じの作品は多くあって、海外でも例えばランボーにかぶれた詩人たちがこうした雰囲気の詩を書いたんじゃないかなあと思い。一見そうは見えないですえれど、語彙を現代的にしたシュールレアリスムの一種かなあと見えてしまいます。陽向さんは多分この手法を突き詰めるということはないような気がしているのですが、何かプラスアルファがないと詩の技法としては行き詰ってしまうかなと感じます。もしもカミュが詩を書いたとしたらこんな感じになるのでは? といった感想がすぐに浮かんできてしまうのが少し残念です。でも、挑戦的は姿勢は良いと思うので。