「蟹なんて贅沢品を食べてないで、しまりのわるいゆがんだ窓を直してください」というツッコミを入れたくなってしまう、心のゆがんだ私でした。窓は自身を映す鏡なのですね。よくわかります。

閉じ切れない蟹のはさみの隙間を突いてくる感性はさすがですし、それを閉じきれない立て付けの悪い窓にかけてくるあたりもしたたかですね。雨がのぞきこんじゃうあたりなんか、余計なおせっかいだよ、部屋がぬれちゃうよということで、たいへん私ごのみの詩でして、ポイントを蟹の鋏にぜひとも入れたいものですから、こぼれ落ちることをくれぐれもご容赦ください。

「ポイントに　かわるコメント　窓うつす」