ブラッシュアップ症候群/ホロウ・シカエルボク
アラガイsさんのコメント

このような調子でいつも嫌だな、長いな、と思いながらも他に読むモノも面倒なのでついつい読んでしまいます。このホロウ節には脱帽いたします。ブラッシュアップ症候群。症候群とあるのだから~価値あるものを求めるやつらが~文の末尾におかれた文句がその答えでしょう。何だろうな。いつも読み終えた後のこの気だるさは。「ゲッタウェイ」マックィーンとマックグロ-ですね。あの散々人を殺して最後は二人して唾を吐いて笑いながらに去っていくシーン。観てると爽快感を通り越して、何だよコイツらは、って気にもなりますが、まあ、殺した人間の大半が悪いやつらだから観ているこちら側も救われるわけです。あなたも同じように唾を吐く。大地に空にそして画面に向けて、その唾は語り手本人にも襲いかかる。だから僕もこうして意味を問いながらも無意味に最後まで読むのでしょうね、きっと。
もうあたまの中は無意味だらけですよ。世の中を、生きてきた自分の人生をも肯定もしなければ否定もしない。ほんと無意味に生きてきて無意味に死んでいく。そんなことはないさ。とそういう励ましの言葉さえも無意味に思えてくる。だからあなたはダメなのよ。美輪明宏女史ならきっとそういうでしょうね。ダメでもいい。ダメな奴が詩など書いて慰めにしている。惨めですね。自分を卑下しますよ。いい人生だったのか、そうでなかったのか。そんなことさえもうどうでもいい。でも生きていたい。それだけですね。


---2023/09/20 22:34追記---