初恋/ただのみきや
そらの珊瑚さんのコメント
初恋とは、こういうものだったと、心震えました。
シュトルムの小説「みずうみ」を想起しました。
その季節のただなかにいるものにとっては初恋というものに無自覚であって
やはり実らぬものなのでしょう。
>遺書のような視線
>刺し通された蝶がふるえるような
少し残酷とも感じられる比喩が少女と少年のもつ本質を言い表しているようです。(こう書きながら私も似たモチーフで詩を書いたことを今思い出しました)
少年は昆虫採集にあけくれていたのでしょうか、静かな森で。
前作も素晴らしかったですが、まったく温度の違う作品で、とても好きな作品です。文語体に訳したら、間違いなく立原道造です!
ただのさん、あなたは何者ですか?(心の声)

---2013/10/31 10:16追記---

---2013/10/31 11:17追記---