詩と感傷について/まーつん深水遊脚さんのコメント
瞬発力とか直感とか、そういうのが失われがちで、実はとても大事なのかなと思います。みんなそこを通りすぎた過去の地点と錯覚しているんですね。
そのままの形だと暴力的なこともあったり、その衝動を受けとる人の気持ちも織り込んだ細やかさが人を泣かせたりすることもまたあって、だから大人にしか書けない詩もまたあって、それはそれで楽しいのかもしれない。
草野球のたとえ、なにげに適切です。盗塁とか牽制球とか、微妙なコントロールとか、かえって回りくどいし、内角を抉る玉とか危ないし。投げた、打った、買った、負けた、ビールが美味い。それだけでいいですね。子供の遊びにしても、まわりくどさや暴力的なことよりは、楽しむことに貪欲なんじゃないかな、と思います。しゃれにならない喧嘩に発展して長引くことが、全然ないとはいわないけれど。