うつろい/そらの珊瑚
HALさんのコメント
ただただ無常を憶えるのみでした。
具体的にどの表現かと申し上げることは無意味な気がします。
ただただそらの珊瑚さんの詠まれた作品の世界になり
ぼくも空を泳ぐ雲になり空洞のある九月の蝉になり
合わせ鏡のこちらでもそちらでもあり
キリコの少女が走り去るのを見送りながら
うつろうものとなってぼくも生きていることを
やさしく教えて頂きました。とても悲しいけれど
絶対に安易に泣いてはいけないものがこの世にはあると
ぼくは想って生きています。この詩(うた)もそのひとつでした。