頽廃芸術と呼ばれて—昨日NHK日曜美術館をみました。/石川和広ぽりせつさんのコメント
>面白くない作品は〜
>こちらもある疑いをもってしまう。
極限まで純化した個性には、
人間としての普遍が現れると信じています。
個性とは
「自己の中で能動的に働く意思の純粋な発揮」であり、
強弱はあっても同類である以上、
意思の源泉は共有しているはずだからです。
そう言った意味で、
能動的意思に純粋でないものに人間として「違和感」を
感じたのではないでしょうか。
>生き物や世界への希求
体感を体感足らしめることに、
芸術が人間を捉えてくれる起点がありますね。
クレーの天使は確かに可愛らしいですが、
その天使を何枚も「描かねばならなかった」理由を
考えると、やはり戦争
さらに言えば親友の「死」であり、
己に迫る「死」だったのでしょう。
巨大な恐怖に真向かったが故の作品ですね。