とどくまで/木葉 揺
白井明大さんのコメント
この詩すきです。木葉さんの詩のなかでいちばん好きな詩になりそうです。

もしかしたら、詩を書いているじぶんを歌っているのかもしれないともおもいながら読むこともできるのかもしれないけれども、そう思いながらも、また、ただのびてゆく雲だとおもって読んでみて気持ちいいのです。

とどくことはないのかもしれないし、雲ならすでにとどいているのかもしれないし、それでも空をみ、雲を目で追い、そうタイトルを名づけるなら、どこまでものびきってほどける日の知らせもまた、こちらにとどいてくるのでしょうから、そうした意味もこの詩には含まれているのかもしれません、だとしたらいいな。

とてもいい詩だな。