風がつよい日/石畑由紀子
服部 剛さんのコメント


   爪きりをする部屋から懐かしい体育館という 
   異空間への展開と、冷たい指先に包まれたような 
   温い手のひらが自身の姿にも重なるようでいいですね。 
   過去の回想で心を痛め、爪を切る現在の部屋へ帰って来る、 
   難しい言葉はないのですが、現実と虚構の伝わる 
   言葉も構成も巧い詩を読ませていただきました。 

   >私のまま在ることに うなずいてくれる場所  

   「ぽえとりー劇場」はまさにそんな詩の夜ですが、 
    帯広と高田馬場はちと遠いぃなぁ〜